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台湾ぐるり一周5日間 - 4日目

台湾旅行記  台湾ぐるり一周5日間  台湾旅行記

2004.9.6~2004.9.10

4日目(9月9日) = 美しき峡谷と列車の旅 = 

夜中の2時まで本を読んでいたせいで,朝は地獄でした…きのうのバスの旅で寝まくっていた
せいで夜まったく寝れず,もってきた小説を1冊全部読みきってしまいました。まだ寝たかった……

寝起きのまま行った朝食はいつものバイキング。ただ今日はおいしい肉まん型カスタード風
まんじゅうが蒸し器のなかにどっさり置いてありました。こんなのは初めてだったのでかなり食べて
しまいました。

いつもより30分早く,8時にホテルを出発。まずここ花蓮名産の大理石の工場見学に行きました。
工場といっても新しい大規模なものではなく,どちらかというと田舎のちょっと大きめの古い工場
という感じ。建築材になるという大理石の板や掘り出したままの原石,研磨する機械なんかが
あちこちに置いてありました。朝の影響であまりにも眠かったので,申し訳ないけど説明もほとんど
聞かずにあくびばかり…案内してくれたなんとかさん,すいませんでした。。。

その後は台湾観光のメイン,太魯閣(タロコ)渓谷へ。途中から道がどんどん狭くなり,峡谷に
沿って道が造られていました。台風・大雨ですぐに落石が起こるらしく,今日も道路の右側半分が
崩壊している箇所がありました……自分たちが通ってるときに崩壊すればバスごと谷底へ
まっさかさまです。日本だったらまず確実に「落石危険!通行止め!」&「道路崩壊の恐れあり。
通行止め!」にするような道です。こんなところを観光地にするのだから台湾政府もやり手というか
なんというか……すごい根性だと思いました。

ときどきバスから降りて歩いて峡谷見学をしました。転落防止のさくがついていますが,さくの
反対側は絶壁…落ちたら死にます。スリル満点の景色でみんな楽しんでいましたが,ひとりだけ…
添乗員さんは高所恐怖症のようです。さくから1m以内に近寄ろうとはしません。。。
怖くないのになぁ…そこで現地のガイドさんが一言,「アナタ添乗員らしくないね!」みんなで
大笑いしてしまいました。

台湾・タロコ渓谷 台湾・タロコ渓谷
太魯閣峡谷の素晴らしい景色。一回行ってみてくださいね!

戦争で日本軍に入った息子が,戦地から帰ってくるのを待ち続けたお母さんの心を想って造られた
という伝説がある「慈母橋」という赤い橋を渡り,美しい景色を眺めながらしばし休憩。
その後また落石&倒壊の危険を冒しながら花蓮へと戻りました。

それにしてもここはきれいなところ。日本で言えば黒部峡谷のようなイメージでしょうか?これで
紅葉があればもっときれいなのでしょうが,亜熱帯地方なのでないと思います。あるのかな?
わかりません。台湾旅行ではほとんどここも観光するようになっていますので,いつか来てみて
ください。ただし,道路が崩れるかもしれません…台風のあとは来ないようにしましょう。

そして昼食&花蓮名産の宝石ショッピング。花蓮では猫目石(キャッツアイ),虎目石
(タイガーアイ),蛇紋石などが採れるそうで,これらの宝石は台湾で一番安いんだそうです。が,
安いといってもやはり万単位…なんとかならないもんでしょうかね。。。
ちなみにアクアマリンも安いです。台湾は南アフリカと交流が深いようで,たっぷり輸入している
らしいです。大きなアクアマリン(何カラットかわかりませんが…)が10000円ぐらいであったりして,
これはニセモノではないのか…と疑ってしまうほどでした。でも保証書付きだから大丈夫みたい。

昼食後は花蓮駅へ直行。ここからは特急列車「自強号」で台北に戻ります。車で行けば6時間ほど
かかるようなので,台湾の人も花蓮から台北へは安い列車を使うようです。台北まで3時間
ちょっとです。それでいて運賃は約1400円!もちろん特急料金込みです。日本のJRがいかに
高いかですね…諸外国の鉄道を見習いましょう。

この列車は電気機関車が引っ張ります。電気機関車といっても日本の貨物列車のような,
どうみても機関車だ…というような機関車ではなく,客車と同じような形をしています。
だから見た目では機関車には見えません。もちろん窓はあまりないので近くで見たら
なんか変だぞ?と思いますが…しかし機関車が引っ張ってくれるおかげで,客車にはモーターが
ついていません。日本の電車のようにモーターの音がうるさい!ってことはないわけです。出発の
ときもとても滑らかで,走っているときもレールの継ぎ目ののカタンコトンしか聞こえません。
まぁ線路の状態が悪いところでは揺れます…ユーロスターやフランスの新幹線TGVなども
この列車と同じように,機関車が引っ張ってくれます。個人的には日本のように客車にモーター
つけるよりも,こっちの方式のほうが好きです。

台湾の特急列車 列車のきっぷ
台湾の特急「自強号」。下は台北までのきっぷです。

花蓮を出た列車はしばらく田舎の農村地帯を走ります。ときどき大きな椰子の林があって,
亜熱帯の気候を感じさせてくれます。が,山間部に入ると長いトンネルの連続……景色の変化が
ないのでついついウトウト…気がついたら台北市内に入っておりました。。。

台北駅のホームは地下2階にあります。地上では場所が取れなかったんでしょうね。それなりに
大きな駅舎ですが,人はあまりたくさんいません。長距離線ばかりなのでしょうか…?きっぷを
記念に取っておきたかったのですが,あえなく没収。。。めったにない経験だったのに残念…

さぁ戻ってきました台北!台湾第一の都市で,人口は約300万人。これで台湾をほぼ1周した
ことになります。いやぁ長かった…特に3日目のきのうが。台北中心部は道路もものすごく混雑
していて,ラッシュ時は身動きが取れないらしいです…

台北では蒋介石の記念館らしきところを観光しました。小雨が降っていたのでちょっと濡れて
しまいました。傘はスーツケースの中なんだよな…建物の中に入ると,蒋介石のバカでかい像が…
このでかい像の目的がさっぱりわかりません。ただの資源の無駄じゃ。。。
ガイドさんの説明によれば,この像は西の方向,すなわち中国本土のほうを向いているそうです。
これは,蒋介石率いる国民党が敗れて台湾に逃げてきて,いつかは中国に帰りたいという
蒋介石の望みをあらわしているんだそうです。だからといってこんなでかい像造らなくても……

台北・蒋介石の像
これがそのでかい像。なんか神様みたいです…

像の両脇には空軍の兵隊さんが直立不動で立っておられました。まったく動かないので飾り物と
まちがえたほど。勤務の途中でトイレ行きたくなったらどうするんだろ…とかくだらないことを考えて
しまいました。。。やっぱりガマンするのかなぁ?

そのあとは台湾外務省の免税店へ。トルマリンの200倍の効果があり,肩こりにばっちり効くという
「金髪水晶」のブレスレットがおすすめ品。水晶の中に金が入っています。どうやったらこんな風に
なるのかわかりませんが,天然なんだそうです。特売品で5000円より…ガイドさんお墨付きの品
なのでまちがいはないかと思いますが。。。ホントに効くのかどうかわかりません。

夕食は石鍋料理。こんにゃく,えのき,コーン,里いもetc...を石鍋でグツグツ煮た料理です。
短くいえばただのごっちゃ煮。味もそこそこ…格別においしいわけではありませんでした。
そして北京ダッグ…これ脂っこくてあんまり好きじゃないんだけど,お肉食べたかったので
全部食べてしまいました。胃がもたれそう…

そして混みまくっている高速道路をのろのろ運転で走り,ホテルに到着。今日はツインの部屋が
なかったらしく,なぜかとても豪華なトリプルルームに宿泊!2つの部屋の壁を崩してつないだ
部屋らしく,普通のツインルームの2倍の広さ。最後のホテルでこんな体験ができてよかったです。
インターネットが無料で使えればもっとうれしいんだけどね…残念ながら有料。シンガポールは
タダだったのにー!!

明日は最終日。今日はスーツケースに入れる荷物の整理が大変です。というか入りきらないかも
しれない……空港で重量オーバーになって追加料金とられるかも。。。不安になりながら就寝。
あ~明日で最後かぁ…


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